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安易に歯を抜かない矯正治療
笹尾歯科医院ではオーストリア咬合学にもとづき、ボストンの世界的矯正治療権威KIM先生の考案したマルチ・ループ・ワイヤーを用いた、小臼歯非抜歯矯正治療を行っています。
笹尾歯科医院では、以下のステップでマルチループテクニックを使った矯正治療を行っています。抜歯矯正に比べると時間はかかりますが、このテクニックを使用すると、従来、骨きり手術でしか不可能であった症例も治すことができます。欧米ではマジックワイヤーと呼ばれるほどのテクニックです。
歯を増やすこと(インプラント)はあっても、決して安易に歯を抜かない、咬み合わせやはぎしりを考慮した咬合矯正を私たちは行っています。
ステップ1(あごと骨格の検査)
あご運動記録装置(CADIAX)によりあごの動きを記録します。セファロレントゲン分析により現在の骨格的不正咬合を把握します。目標のあごの位置と歯を並べる位置を決定します。
ステップ2(ニッケルチタンワイヤー)
超弾性のニッケルチタンワイヤーを上の歯に装着します。この際、ブラケットというものをスーパーボンドで歯の表面に貼り付けます。前歯6本は白いセラミックブラケットをもちいます。顎関節に大きなズレのある場合下はマウスピースを3~6ヶ月装着していただきます。適時下の歯もニッケルチタンワイヤーを装着します。ニッケルチタンワイヤーは従来のワイヤーに比べ痛みが少なく早く歯を動かすことができます。
ステップ3(マルチループワイヤー)
レベリング(歯をあごのうえにならべる)とマルチループワイヤーの登場です。あごの位置をダイレクトに変えることのできるワイヤーで上下がく間ゴムをもちいます。この時上あごの大臼歯の高さをコントロールして、あごの再適応をはかるのです。
ステップ4(リテイナー)
マルチループ終了後ワイヤーを除去し取り外しのできるリテイナー(ほてい装置)になります。個人差はありますが半年~一年は昼間も、リテイナーをはめていただいています。