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インプラントのメリット
インプラント治療には、他の治療方法とは比較できない様々なメリットが存在します。すっきりとした見た目、天然の歯と同じ噛み心地など、インプラントはご自分の歯に変わる「第2の永久歯」として活躍してくれるのです。 ここではインプラント治療が、歯の健康や日常生活にもたらすメリットをご紹介します。
自分の歯のように「噛む」ことができる
インプラントは入れ歯と違い、骨にしっかりと固定されていますので、力をかけて硬い食べ物もしっかりと噛むことができます。噛みしめることで出てくるお食事の美味しい味を損なうことはありません。
また、お食事のときに食べ物が入れ歯の下に入り込んで痛い、嫌なにおいがする、などの悩みもありません。
歯を気にすることなく笑える、話せる
入れ歯のように、他の歯にかけた金属が見えることもありませんし、取り外して清掃する必要もありません。
お食事中、おしゃべりを楽しんでいる最中にも、外れることや、歯が見えることを気にする必要がなくなり、思い切り楽しむことができます。
失った歯だけを治療でき、他の歯に負担をかけない
これまで失った歯を補うためには、失った歯の両側を削るブリッジ治療のように、周囲の歯がその負担を担う方法しかありませんでした。
基本的にインプラントは、歯を失った部分のみを治療する方法なので、他の歯を削ったり、過剰な負担をかける必要はありません。
歯を失った部分の骨が痩せない
歯を失った後、歯の根を支えていた骨は力の伝達がなくなるためその役割を失い、ある程度の細さになるまで自然に吸収し、痩せていきます。ブリッジにした場合にもダミーの歯の下の骨は痩せていきますので、次第に食べ物が詰まる、舌触りが悪くなるなどの症状が出てくる可能性があります。
インプラントならば、噛む力をしっかりと骨に伝えてくれますので時間が経っても骨は痩せません。
インプラントの成功率
1965年、ブローネマルク教授によって治療された最初の患者さんは、治療後40年近く当時のインプラントを使用して、最近亡くなりました。
現在、ブローネマルクインプラントの20年累積残存データとして発表されているものには、1983年から85年にかけて治療された報告で、上顎90.0%、下顎92.3%の歯が残っているというデータがあります。
また、10年以上のデータでは96%という報告や、5年以上のデータでは98%以上という報告もあります。
インプラント体自体も日々研究を重ねて改良され進化していますので、その残存率は飛躍的に伸びているのが現状です。安全性を含め、十分に確立された治療法だと言えるでしょう。
インプラント治療の対象者
インプラント治療では、たとえ年齢が高い方でも、十分に治療できる可能性があります。
ただし、インプラント治療に悪影響を及ぼす可能性がある他の歯の病気がある場合には、その歯の治療を優先する場合があります。
以下の患者様にはインプラント治療ができません
顎の骨の成長が終わっていない年齢の方、概ね16歳以下の方
歯磨きなどの日常の清掃が充分にできない方
チタンへのアレルギーを持っている方
アルコール依存症の方
歯科医師と意思疎通ができない方、精神的に問題のある方